ブログで使う画像やアイキャッチなどこだわっている方も多いと思います。ブログに限らずSNSなどにアップする画像は、写真を趣味にしている方ならオリジナリティを出したいところですよね。
僕もいろんな人の写真を見て「あーこういう撮り方いいなー」とか「おしゃれだなー」なんて思うことが多く、自分もやってみよーっていろんな人のアイデアを取り入れてきました。
でも自然光がいい感じに入るとかリビングが広いとか部屋がすでにおしゃれとかかなり条件が厳しいことがわかりました。自然光が入らない狭くて暗いこの世のはきだめみたいな部屋で過ごしてる僕には眩しすぎる。
ということで最終的には「シンプルが一番」ってところに落ち着きました。
▼参考にしたのはトバログの撮影スタイル。シンプルでおしゃれ。でもこれ自然光なんだよなあ…羨ましい。
できるなら自然光が一番いいんですが、撮影する場所や時間帯によっては必要な自然光が入らないことも多いと思います。なのでここ最近は白背景+ストロボでやることが多くなってきました。
メリットとしては、
- 写真に統一感でる
- 自室が暗くて自然光が入らない部屋だけどいつでも同じクオリティの写真が撮れる
- おしゃれなテーブルフォトより小物いらないのでお金がかからない
- 失敗しても現像ソフトやアプリで調整しやすい
- 情報量が少ないのでデータ容量が少なくて済む
- 撮りたいものが映える
- シンプル、これに尽きる(センスがない)
- 光量を確保するために三脚とかいらない
こんな感じです。僕も以前は杉の無垢材や、加工した板などを利用しておしゃれなブツ撮りを研究してました。
三脚とかゴリゴリ使ってやってましたがそもそもセンスがないので、「もうこれはセンスのなさを認めシンプルに行くのがベストでは?」というところにたどり着いたのです。(というか周りにセンスの原液を蒸留したみたいな人が多すぎる)
撮影方法をシンプルにしたことでブツ撮りがめっちゃ簡単になったので今回ご紹介します。
コストも時間的制限もかからないのでオススメです!
PVCの白背景と中華ストロボ1灯でできるブツ撮り
使ってるのは2つ。
- PVCという素材の背景
- Neewerの一番安いストロボ
です。これだけ。どっちもアマゾンで買えます。
後は撮るだけです。この二つがあればそんなにコストかけずにシンプルな写真撮れるのでオススメです。
ブツ撮りのやり方・手順とか
基本的に作品とか作ってるわけじゃないのでできるだけワークフローは少なくシンプルにしてます。現像とかほとんどしない。そのまま撮って出しでいけるように。
▼まずは机です。なんでもいいですが、僕はイキって160センチのでかい机買ってたのでそれを使ってます。が、ダイニングテーブルとか普通の勉強机とかでもいいと思います。
結果的にブツ撮りの場所としてちょうど良かったので結果オーライ。60×90センチくらいのテーブルとかで十分だと思います。
▼んでここにPVCの背景を設置します。ジャストサイズの箱で届くので、そのまま収納として使えます。
▼黒と白の2色入りですが白しか使ったことないです。
▼壁に布テープで貼り付けるだけのワンタッチ。
▼プラスチック素材のシートなので布テープ貼ったままで大丈夫。貼り付けて剥がしてもまた貼れるのでそのまま収納します。毎回貼るのもテープもったいないので。
▼普段はデスクのよこに置いておいて、使うときだけ引っ張り出す感じです。
▼んで撮影です。ストロボをつけて、横の壁にバウンス。とってる時はこんな感じ。
▼んで撮れたのがこれ。かわいい。
撮影時のポイントは、
- 暗いとスタイリングしづらいので室内の照明はつけたまま(電球色とかだと混ざるので消す)
- シャッタースピード速いと光を置き去りにするので1/250より早くしない(1/500とか1/1000とかだとダメ)
- ISOはできれば一番低くする
- iPhoneとか撮る時は画面が結構暗いので画面の明るさマックスにしてシャッタースピード落としたりとかしてみる
- 壁のバウンスする方向とかで光の周りかたが変わるので被写体によって色々微調節してみる
- 失敗めちゃくちゃ多いけど気にせず設定変えつつ撮りまくる
- そうすると「この部屋だとなんとなくこのくらいかな」みたいなのがわかってくるのでメモる
などなどです。定常光ではないのでその都度トライアンドエラーしながら撮りまくるのが一番いいかもです。
撮影するレンズとかでも変わってくると思いますが、僕の機材はFUJIFILM X-T2とXF23mm f1.4です。
チルト液晶があると撮影がしやすいし、23mmの画角(換算35mm)だと手持ちで撮りやすいです。(狭い部屋なのでもっと望遠だときつい)
広角域なので周辺が歪んでくるとかあると思うんですが、基本ブログで使う写真レベルなので気にしない。気にする人は中望遠レンズ(50mmとか?)使う方がシャキッと撮れていいと思います。被写体からめっちゃ離れる必要がありそうですが…。
▼色々と作例を並べておきます。こんな感じで撮れるならもう十分でしょう。特にいじってなくてトリミングくらいかなと。
ホワイトバランスとかが安定してないので色味が若干違うんですが、僕はそこまで気にしないのでそのまま使ってます。気になる人や統一感を持たせたいなら、色温度とか露出を揃えるのにグレーカードなるものが必要らしい。
▼これもトバログで知りました。参考になるー。
▼縦構図でも一応いけます。ちょっとギリギリ感ありますが、写真のバリエーションつけるのにいいかも。
▼これの写真撮ってる時はこんな感じ。単純に縦にしただけですが、ストロボの光をバウンスさせる壁との距離が変わるので適宜調整してください。
まああんまり縦構図で撮ることはありませんが、たまに飛び道具的に使うのも面白いかなと思います。
黒背景は使いどころがよくわからないんですけど、白っぽいモノとか撮るときに使うのかな。クールな感じに撮りたい時はいいかも。でも多分白背景でいくと思います。
ストロボがつけられるカメラならなんでもいけると思うので、白背景の商品撮影したいって人は参考にしてみてください。コントラストとかいじってみても雰囲気変わると思うので試してみてください!
シンプルイズベストなのであると便利な撮影グッズたち
ストロボとか使うだけで写真のクオリティが上がる気がするので、自然光がうまく使えないって人はアリなんじゃないでしょうか。シンプルイズベスト。
ブツ撮りって撮影環境に左右されやすいので、夜遅くとか朝早くにしか撮影ができないって人は安定感ある撮影ができるのでオススメ。値段もそこまで高くないので挑戦するハードルも下がるんじゃないでしょうか?
スタンドと定常光LEDライトとかも考えたんですけど、場所も取るし光量を確保するためには結構値段高くなっちゃうので…。
▼安いやつでも結構高い。
収納も結構めんどくさいのでストロボ+背景が便利でいいと思います。あんまりめんどくさい感じのセッティングだと撮影自体しなくなりますから。
- シンプル
- コスパよし
- 場所とらない
- セッティング楽
なのでブツ撮りするならこのセットで十分だと思います。工夫すると色々楽しめそうなので、家から出られない今はこれで遊んでみるのも楽しいですよ!