Maschineハードウェアの中でどれがいいか悩んでいる人は多いと思いますが、できることの豊富さやパッドの完成度でいうとMaschine MK3が最強です。これだけでトラックメイクが完成するのは他のハードでは補填できませんね。オーディオインターフェイスもついてるし。
一つのハードで完結するのはありがたいですが、その分操作性もシフトを駆使したりしないと網羅できないのも事実。そんなめんどくさい作業をスムーズに、かつ視覚的に補填してくれるのがMaschine JAM。
サイズ感もMaschineとほぼ同じ感じなので並べて使うとほぼハードから全ての作業が行えます。
今更感満載ですが、MaschineでトラックメイクするならMaschine JAMがあるとかなり作業の効率が上がりますし、操作性も良くなるのでオススメ。物足りないところもあるのでなんとも言えない部分もありますが、サブ機なのでそのあたりも踏まえてご紹介します。
Maschine JAMレビュー
Maschineシリーズの中では異色とも言えるこの64パッド。厳密にいうとパッドというかボタンなんですが、クリック感のあるボタンなのでパッドのようにベロシティ感度はなく固定式。
pushのようにベロシティ対応であればこれ一台で完結しそうなハードウェアですが、フィンガードラムで打ち込むというよりもシーケンサーで一つずつノートを配置してトラックを作っていくイメージ。
使い方は動画の方がわかりやすいと思うのでスリープフリークスさんのをめっちゃ見てください。
動画内でも取り上げられていますが、他のMaschineにはないスマートストリップと呼ばれるリボンタイプの入力装置も画期的。ギター的な奏法や、偶然生まれるフレーズでインスピレーションがかき立てられそうです。
ミキサーの操作やPerform FXのパラメーターをいじれるのも直感的で楽チン。ノブでの操作と違ってタッチの方が増減がコントロールしやすいです。スタッターなんかでパラメーターをジャンプしたい時とか重宝します。
あとはアレンジメントビューのコントロールはシーンごとに視覚的にわかりやすいので、曲の構成を考えるときはかなり役に立ちます。
ノートモードでは64キーのMIDIコントローラーと同じ音域なのでかなり重宝すると思います。
ここが気になるぞMaschine JAM
Maschineシリーズで唯一?複数のMaschineを接続しても同じソフトウェア上で動作するMaschine JAMですが、ここが気になるぞという所が「キーボードモードとパッドモードがもう一台のMaschineと連動してしまう所」。
何言ってるかわけわからないと思いますが説明すると、片方ではコードセットを弾きつつ片方ではメロディーを同時に弾きたいって時にどちらかに統一になってしまう点です。
モードを各Maschineで変えられないのでライブ演奏する時にはあまり拡張性がないという点が気になりました。(まあトラックメイクするものなので仕方ないと言えば仕方ない)
もしやるとするならLogic Pro XなどのDAWでそれぞれMaschineをプラグインとして二つ立ち上げ、別のものとして演奏するしかないっぽいです。
そういう使い方をする人は少ないと思いますが、そこもできたら最高だったんですがね。
あとやっぱりクリック式のパッドは操作性がイマイチ。感度は固定でいいんですが、できるなら硬くてもいいのでパッド式の方が良かったなあ。
Maschineの隠し機能
Native Instrumentsの動画にMaschine JAMの隠し機能があるという動画があったので載せときます。使いこなせるかどうかは別として、かなりできることが多くなるので覚えて使えばもっと楽しくなりそうですね。
MaschineオンリーでトラックメイクするならMaschine JAMいいぞ
購入してからかなり経ってますが、このハードがあればかなりできることが増えるのでオススメ。パッドがカラフルなので遊んでてもテンション上がりますね。
ロックモードやシーンモードの操作だけでもこのハードがあるだけで直感的に操作できるようになるので面白い。
初めてのMaschineとしてもソフトもフルでついてくるので、ハードだけではなく付属音源としてもかなりお得な機材です。他社製のDAWを利用している人でも音源目的でハードを買ってみるのもアリですね。pushのテンプレートもあるので、Live使っている人にはかなりお得なハードではないでしょうか?
▼英語ですがなんとなくわかると思います。