【レビュー】これが僕の「デジタル写ルンです」FUJIFILM X70

【レビュー】これが僕の「デジタル写ルンです」FUJIFILM X70

2019年12月7日

メインのカメラがあればサブのカメラあり。

サブのカメラとして一番の候補に上がるのが今はなきFUJIFILM X100F。搭載レンズも最高ですが、コンデジとしてのバランスの良さは他に類を見ないフジユーザーからしたら最高の一台でした。

今すぐにでも買い戻したいところですが、後継機がでるかもしれないみたいな情報が多いのでどうせなら使ったことないやつ買いたい。ってことで前から気になってたX70買いました。

富士フイルム
¥129,800 (2024/11/16 10:37時点 | Amazon調べ)

決め手としては、

  • 持ってる(た)人から高評価
  • 小さい
  • くせにセンサーサイズがAPS-C
  • 持ってる(た)人が僕個人的にみんな写真うまい

などが挙げられます。なんだかんだ言って一番最後がポイント。僕の周りでX70使ってる人みんな写真うまいんですよ。いい写真撮るんですよ。

それなら同じの使ったら上手くなるのでは?という単細胞思考で決めました。むしろ最近気付いたんですが、単細胞思考じゃないとカメラ二台も買わないよね。

サブカメラFUJIFILM X70レビュー

コンパクトで軽い。「うっわこれめっちゃコンパクトで軽いじゃん」って思ってたFUJIFILM X100Fよりもさらにそれなのでもはや「うっわうっわこれめっちゃめっちゃコンパクトコンパクトで軽い軽いじゃん」ってことです。伝われ。

軍艦部はISOダイアルがないFUJIFILM X100Fみたいなもんです。操作性は普通。フジの普通です。

背面は自撮りもできるチルト液晶で、基本的な機能は網羅されてます。説明するのはだるいので割愛。あ、それとUSB充電ができます。タッチパネルですが、特に求めてないのでオフってます。

ちなみにファインダーないです。つい癖で画面に顔近づけちゃうけどないです。

レンズは18.5mmのf2.8。寄ればそれなりにボケるし、広角とまではいかないけどFUJIFILM X100Fよりも広い。ちっさいのに広い。なんで?

ストラップつけるか迷ったんですが、ポケットサイズなのであえて付けないのもありかなと。写ルンです的に使いたいのでこのまま行きます。

サイズ感わかりますかね?36歳の一般的な貧乏男性が持つと大体このくらい。

もうすぐ4歳の一般貧乏幼児が持つとこのくらいのサイズ感です。いかにコンパクトかがわかるでしょう。

小さいは正義。やはり持ち運ぶならコンパクトで持ち出しやすいのはとても大事。それでいて最近はサブカメラとメインカメラとの関係性も自分なりに考えました。

メインのカメラとかぶる画角はサブには必要ないと思ったし、どうせ二台にするのなら撮れる写真も違うものであるべきではないか。

大好きなクラシッククロームもあるし、AF遅いとか言われてるけどそもそもそっち求めるならメイン機でいけばいいし。逆に振り切ってパシャパシャ撮れるサブカメラが僕には必要だと思ったんです。やっぱり僕は人を撮りたい。アドベントカレンダーの記事を書いてそう思いました。

写ルンですみたいに気軽にサクッとノーファインダーでも撮れるカメラ。それにはこのX70がうってつけなんじゃないかと。

じゃあ写り悪いかっていうとそうでもない。ブツ撮りにも使えるし、ホコリだって見えるくらい十分クリア。ちなみにISO4000くらい。十分。あのコンパクトさで。

僕が酔っ払ってメイン機がブレイクダウンしてもメイン張れるくらいの描写もありつつ、サブとしてもっと気軽にパシャパシャ撮れる機動力。そんなカメラとしてX70が我が家に来ました。

前置き長くなりましたが、写ルンですのように気軽に持ち運べるデジタル機としてX70で撮り歩いてきました。作例も交えながら使ってみた印象をお伝えできたらと思います。

公園に持ち出して撮り歩いてみました

僕は前からフィルム写真のあの空気感が好きで、デジタルでも表現できないかなーと思ってました。写ルンですの色味に近づけるように現像してみたのでニセモノですが、こんな風にラフに撮れてそれっぽく現像できるのが楽しかったです。

あえてざらっとした質感がお気に入りです。

逆光の写真大好きなんですが、このもやっとした感じがデジタルだと出しにくいんですよね。どうやったらそれに近づけるかが課題でしたが、これは好きな感じ。

ちなみにファインダーないので天気のいい日は液晶画面全く見えないです。なのでもはやノーファインダーで勘で撮ります。すると意外と狙ってもない感じの写真が撮れる。写ルンですっぽくてこれも好きになれます。

公園のポップな色合いがノスタルジックに感じられるのもこのプリセットの好きなところです。

このX70のいいところは起動時間が早いところ。常にポケットに入れておいて構える前にスイッチ入れると構えた頃にはもう撮れる状態。

スーパーの中で撮影するのも躊躇しますが、コンパクトでシャッター音もしないのでサクッと撮れる。

程よい広角で被写体と周りの景色も楽に入るので、日常的な写真撮るにはベストな画角なのかなと。

公園でおやつ食べました。

思ったよりも寄れるし、子供との距離感もちょうどいい。FUJIFILM X100Fでもそう思いましたが、それよりももっと近く広く撮れる感じですね。FUJIFILM X100Fは近いと少し絞らないとボヤけすぎる傾向がありましたが、X70はf2.8のせいか割とピント面がしっかりしてます。

まあ写ルンです的に使うとしたらある程度の解像度で十分なので、サイズ感が小さい方が僕としては恩恵があります。これ飲み会とかで使ったらちょうど良さそうです。

サブとして優秀だしメインとしても使えるすごいやつ

ちょっと現像ももう少し煮詰めてみる必要がありますが、こんな感じで写ルンですっぽく使えるのはすごく嬉しい。小さくて軽い、でも高画質。これってすごくないですか?

フォトウォークに持っていくには最高のサブカメラなんじゃないかなって。いい描写で写真撮りたいならメイン機があればいいし、お遊び的に使えるこういうのが欲しかったので買ってよかったです。

子供の自然な写真撮るにはコンパクトなのも重要。X70触るとX100Fですら「でかっ」て思うんじゃないかな。それくらいこのコンパクトさはメリットがある。

この息子の表情どうすか?これ片手でノーファインダーですよ。でかいカメラじゃこの表情一瞬で撮れないです。

いいカメラ買いました。

おわり

富士フイルム
¥129,800 (2024/11/16 10:37時点 | Amazon調べ)