浮遊感のある音にしたい時やブレイクに少しインパクトを与えたい時に、パン振りするとふわーってしてなんかいい感じになります。ただ、これって記録できないのかなと。今まで積極的に使ってなかったのでわかりませんでした。
見つかっちゃえばなんてことないことなんですけど、「あれ、そういえばパンって記録できないなー」ってなって調べても出てこなかったのでメモ。
Maschineでパンニング(音の左右の振り)を録音する方法です。
サウンドやグループ単位でパンを操作するのは直接ソフトウェアからできるんですが、これを記録(オートメーションとして記録)するにはどうしたらいいのかわかりませんでした。
▼普通にパンニングするのはグループ・サウンドスロットのパン(右側のやつ)をいじるだけでできます。
▼もしくはミキサー画面から各スロットをいじってもできます。
「このパンの動きを記録したい」という時に役に立つのではないでしょうか。
Maschineでパンを記録・録音する方法
普通に調べてみたらあったのがスリープフリークスさんの記事。Maschine JAM使ってのオートメーションを描く方法を紹介されています。
Maschine JAM持ってる人はそれで問題ないんですけど、すべてのハードで同じ作業を行えるわけではないのでソフトウェア側でできるようにしておきたいところ。
オートメーションタブを開いてやる方法とMaschineのアウトプットから記録する方法と二つあるんですが、後者の方が簡単なのでそちらを紹介します。
やり方は簡単です。ソフトウェア画面で【Output】→【Audio】→【Pan】のノブがあるんですけど、そこの外側にカーソル合わせると白く反転します。
そこをクリックして上下にドラッグするとオートメーションがかけます。
▼動画でだとわかりやすいですかね?ちょっと見にくいですが…
Maschineでのパンニング、やり方はわかってたけど録音のやり方わからなかった。
サウンドもグループも【output】→【audio】→【pan】のツマミをグリグリしたらオートメーション書けるんだ! pic.twitter.com/bdU2eXygYr— シゲ@Maschine (@piece_hairworks) 2019年6月21日
サウンドもグループもこれでパンニングのオートメーションを記録できるので、リアルタイムにグリグリやったのを録音することができます。
ちなみにオートメーションタブでやるには【+】で新規でモジュラースロットを作って、そこを右クリック、【Sound】→【Output】→【Audio】→【Pan】でそのままライトモードで手書きすればオッケーです。
基本的な手順としては同じですが、手書きの方がわかりやすい人はこっちの方が使いやすいかもですね。
ペンシルモードへの切り替えはキーボードで【E】を押すとできますよ。Maschineにもショートカットキーがあるのでそちらも覚えておくと便利だと思います。
曲の展開に合わせてパンニングを効果的に使っていこう
あまり頻繁に使う機能ではないだけに忘れがちになるんですが、備忘録として覚えておくと便利かもしれませんね。サウンド単位よりもグループに対して使うと効果的です。
スペーシーな曲や疾走感のある曲のブレイクに入れると曲のクオリティが上がるので、そんなジャンルの曲を作った時には部分的に入れていきたいテクニックです。
最近はエフェクトでパンニングが入っているものもありますが、意図したパンのオートメーションをMaschineで作った楽曲に追加したい場合の方法でした。ちょこちょこ使っていきたいですね!