楽曲によっては曲の途中で拍子を変更したい時もあると思います。ダンスミュージックでは基本的に4/4拍子ですが、展開のアクセントとして部分的に変拍子を入れることも効果的だと思います。
Maschineは基本、4/4ですが、全体のリズムを変える時は上部の4/4の部分を上下にドラッグするだけで変更が可能です。
▼全体の拍子を変更するのはヘッダーツールバーのここで。
ただ、これだとプロジェクト全体の拍子が変わるので、アクセントとして使うなら部分的の方が効果的ですよね。
そんな「Maschine曲の途中の部分的な変拍子を作る方法」をメモ。ちょっと変わった展開にしたい時に便利ですよ。
Maschineで曲の途中で部分的に拍子を変える方法
ハードウェア・ソフトウェアの両方で可能なのですが、Maschine Mikroなどでは挙動が違うのでここではソフトウェア側でやる方法のみご紹介します。
▼まずはソングモード(タイムラインにパターンが並ぶ方)の下の部分にあるグリッドの単位を変更します。(デフォルトでは1Barになっています)
▼クリックするとウインドウが開くので任意のものに変更してください。今回は1/8に設定します。
これがどういうことかというと、デフォルトの場合では1Bar(1小節)単位でしかパターンの長さを変更できませんでした。このグリッド単位を変更することで、狙ったパターンだけレングスを変拍子に変更することが可能になりました。
この状態でシーンやパターンの長さを変更するとシーン全体を変拍子にすることもできるし、個別のパターン単位での変拍子も可能です。
▼いまいちわかりづらいので動画にもしてみました。ちょっと手持ちなんで見辛いですね…。
Maschineで曲中に変拍子を部分的に入れたいときは、グループのグリッドを変更してパターンの長さをPattern Lengthで変更するとできる! pic.twitter.com/M2RF5LrVJj
— シゲ@Maschine (@piece_hairworks) 2019年6月16日
▼特にパターンの単位での変拍子はDJプレイのループのような効果ができるので面白い展開になりますね。
シーンに含まれるすべてのグループを揃えて変拍子にすることもできるし、シーンの中のパターンひとつずつでも変拍子にできる。ポリリズム的な使い方もできそう! pic.twitter.com/BcRP0ThHdw
— シゲ@Maschine (@piece_hairworks) 2019年6月17日
入れすぎるとうっとおしくなりがちなので、部分的に楽曲に取り入れるといい感じの展開感が生まれそうですね。楽曲が出来上がった時のアレンジの1項目としてアクセントに組み込むと楽しそうです。
ダンスミュージックにスパイスを
4/4だけじゃなくポイントポイントで組み込むことでブレイクとしてのアクセントになるのでオススメのテクニックです。Maschineは分かりづらいですけど、できることはかなり多機能なので使いこなせるようになりたい。
地味な機能ですが、Maschineもつかいこなせればかなり楽曲の幅は広がるのではないかと思っております。いつかはMK3だけでオールジャンルの曲を作れるようになりたい!