新しいフォーマットが出てくると、人はどうしてもそっちの方が良さそうに見えてくるものです。特にデジタル関係のアイテムではその進化のスピードは早く、気が付いたら「え、今はこんなスペック高いの出てんの」と置き去りにされてしまっていることもよくありますよね。
僕の場合はパソコンの外付けストレージでした。
昔は500GBくらいのHDDでもすごいなー高いなーって思ってましたが、気がつけば1TBになり、今ではSSDなる速度の速いストレージに切り替わってきてます。それも一年前とかに比べるとめっちゃ安くなって。
昔では8GBくらいのSDカードとかでもかなり高価だったんですけどね。うーん、日進月歩ってやつですな。
ブログ運営とかやってるとメディアのデータは大事な商売道具。写真一枚、動画一つ一つを利用して記事を書いているのでこれがないと始まりません。増え続けるそんな膨大なデータはパソコンに最初から入っているものではすぐに足りなくなります。
出来るだけ容量の大きいものを使いたいですが、そう簡単に何万円ものお金を使えるわけではありませんよね。どうせなら安いに越したことはありません。
「HDDとSSDってどっちがいいの?」
今までの主流はHDDでしたが、最近のMacBook Proの標準装備はSSD。価格もSSDの方が何倍も高価なのでなんとなく「SSDって良さそう」ってイメージでした。
結論から言うと「利用用途によるけど、持ち運びしないならまだまだHDDの方がオススメ」です。個人的にはなりますが僕が使うなら音楽系のデータが多いので無理にコストをかけてまでSSDに移行する必要はないかなと。
SSDとHDDのストレージを両方買ってみて、使って比較してみたので参考になれば幸いです。
▼SAMSUNGの外付けSSDの記事です。
▼買ったSSDはこちら。
▼BUFFALOの外付けHDDの記事です。
▼買ったHDDはこちら。
ソフトウェア音源の保存先としてはSSDもHDDも速度はあんまり変わらない
DTMをしている人には多いと思いますが、サンプルベースの音源の容量って大きいのですぐに容量がいっぱいになっちゃいますよね?
Logic Pro XとかKOMPLETE使っている人は付属音源だけでもかなりのストレージのキャパが必要になります。そこで外部ストレージの拡張を考える人も多いのでは。もちろん僕もその一人です。
そこで選択肢に上がるのがSSDかHDDかですよね。MacBook Proの内蔵SSDはめちゃくちゃ早いのでHDDの頃に比べてアプリが立ち上がるスピードは速くなりました。となれば外付けもSSDにしたくなるものですが、音源の保存先ならぶっちゃけロード時間に大差はありませんでした。
▼HDDとSSDの音源ロードの時間を比較しました。
こっちはSSD。音源の大きさにもよると思うけど誤差の範囲だからHDDの方がいいかも。耐久性は持ち運びしないなら気にならないし、基本ダウンロードだからクラッシュしたらまたダウンロードすればいいのでは。 pic.twitter.com/P9gPM0bkRM
— シゲ@Maschine (@piece_hairworks) 2019年5月29日
使っているメーカーにもよると思いますが、音源ロード程度のレベルでは比較して大きな違いは感じないんじゃないでしょうか?僕は言われないとどっちかわかりませんでした。アプリの立ち上げも僕はずっと立ち上げっぱなしなので、同様にストレスに感じるほどではありませんでしたね。
▼今まではロードしないと分からなかった音源もMaschineはスロットにロードしなくてもプレビューできる機能があるのでHDDでも大きなストレスなくやっていけると思います。
外付けHDDに入れてる音源もロードせずにプレビューできるからSSDじゃなくてもストレスはさほどない。立ち上がるまでのスピードも容量の大きいシンセとかストリングス出ない限りイラッとはしないかなー pic.twitter.com/viZ0xiDLo0
— シゲ@Maschine (@piece_hairworks) 2019年6月1日
プロジェクトなどはもちろん容量が大きいので体感できるほどの差があると思いますが、趣味で曲作りしてて1日に何十回何百回も立ち上げをするとは思えません。仕事でやってる人なら別ですけどね。
個人で遊びでやる分にはコストとして、HDDとSSDでは価格差が大きすぎる気がするんですよね。資金に余裕があるならいいと思うんですが、実質3倍くらい違うのでやっぱり高いですよね…。
内蔵ストレージはSSD、外付けストレージはHDDがベスト
内蔵ストレージはさすがにHDDだとストレスです。SSD内蔵のMacBook Proに買い換えたときに世界が変わったかのような体験をしたので、もう内蔵ストレージはSSD一択だと思います。
逆に膨大なデータの保存先はHDDでも不便を感じない、充分なんじゃないかと感じますね。
特にMaschineだとがっつりボーカル入れるってことも少ないので、今の所困ることはほとんどないです。アプリケーションは起動の早いSSD、膨大なサンプルライブラリは外付けHDDにしておけばベスト。
Native Instrumentsの製品はNative Accessでそれぞれを簡単に保存先が変えられます。音源もダウンロード方式なので万が一にでもデータがクラッシュしたとしても、再ダウンロードして使えるので安心です。
▼変更する場合は以下の記事にもあるように【製品の音源をアンインストール】→【Native Accessで保存先を変更して再ダウンロード】することで外付けHDDに変更できます。
音源の保存先くらいならまだまだHDDで充分じゃないか
「データを保存する」という役割だけ見てみれば用途によってはまだまだ現役のHDD。同じ様にお金をかけるなら何倍もあるその価格差で、新しいソフトウェア音源買った方がオススメですね。
制作環境が違えばこの検証とは同じ結果になるかどうかはわからないので、ご自身にあった利用方法を試してみてください。動画などではさらに容量が大きいのでこの検証の通りにならないと思いますので。
レビューでは色々と書かれてますが、使ってみて特に不具合もなく良好に動作してくれているのでBUFFALOの外付けHDDオススメですよ!