ダンスミュージックを作っている方だとエフェクトを使って効果的に曲に展開をつけることが多いと思うんですが、一つずつ細かいパラメーターをいじってというとなかなか初心者だと難しいんですよね。
できるなら「直感的」に操作したい。しかもいろんなエフェクトを同時に。
そんなわがままを叶える贅沢なエフェクトプラグイン、Sugar Bytes社の「Turnado」をご紹介します。
たまたまMaschine関連の記事を漁っててこおろぎ @Kohrogi34さんの記事に引っかかって、このプラグインの存在を知りました。
今まで知らないプラグインだったんですが、めちゃくちゃぶっ飛んでてしかも直感的!ということで早速使ってみました。ちなみにフリーのデモ版もあるのでそちらで試してみると操作感とかわかると思います。
▼Dirigentさんのサイトからデモ版がダウンロードできます。
ダウンロードしてインストールしたらそのままプラグインとして使えるので難しい設定はなかったです。
目次
Sugar Bytes「Turnado」
このプラグインのいいところは、
- Maschineの8つのノブにデフォルトで8つのエフェクトパラメーターが自動アサイン
- サウンド・グループ・マスターにプラグインを直挿しできる(別でグループ等を立ち上げなくてもいい)
- ユニークなエフェクトが同時に8つコントロール可能
とMaschineにぴったりの仕様です。こういうエフェクトを待ってたんです…!!!
使い方はシンプル、だけど高機能です。順を追って説明していきます。Maschine MK3での使用を前提として話を進めていきます。
エフェクトをかけたい音にプラグインを挿す
まずはかけたい音にTurnadoを挿します。
▼サウンド・グループ・マスターを選び、【+】→【Sugar Bytes】→【Turnado(VST)】を選びます。
もうこの時点でMaschine MK3の8つのノブにはパラメーターがアサインされています。難しい設定は不要、再生してぐりぐり回すだけでぶっ飛んだエフェクトがかかります!
こおろぎさん@Kohrogi34 に教えてもらったTurnadoやばいな。Maschineに直挿しできてマッピング済みだし、何より初めてMaschineのLock機能の使い道を見つけた感やばいな。 pic.twitter.com/uKieCyzmUH
— シゲ@Maschine (@piece_hairworks) 2019年6月30日
今までMaschineのLock機能って使いどころがわかんなかったんですけど、パラメーターを一発でリセットしたい時とか手作業だとめんどくさいんで、この機能が活かされる日がついにきたって感じですね。
▼画面には各ノブにどんなエフェクトがアサインされているか表示されるので分かりやすいです。
各エフェクトのパラメーターや種類の変更も可能
デフォルトでもかなりいい感じにエフェクトがかかるので楽しいんですが、それぞれ8つのスロットに自分の好きなエフェクトをアサインすることもできます。
▼この部分の矢印をクリックします。
するとTurnadoのプラグイン画面が出てきます。
▼8つのスロット部分に欲しいエフェクトをドラッグ&ドロップするだけで入れ替えることができます。上のサイコロの部分をクリックするとランダムに入れ替わって配置されます。
▼各エフェクトの下の部分にある【Edit】を押すと細かい設定画面に変わります。色々ありすぎてややこしいですが、エフェクトのかかり方も調整できます。
一つずつ細かい調整もできそうなので、使いこなせればこれ一つで多彩なエフェクトがかけられそうです。
同時にいくつものエフェクトを操作できる
8つのノブをまとめて同時に狙い通りに動かすのは難しいですが、画面の上の方にある【DICTATOR】を押すと左にスライダーが現れます。
▼この部分をスライドさせると設定してある通りにノブを動かすことができます。
スライダーでまとめてエフェクトかけれるのもやばいな。ちょっと考えて使わないと破綻するけど、エフェクト選んでスライダーでいじると思いがけない結果が出るの楽しい! pic.twitter.com/buBcbl3JuU
— シゲ@Maschine (@piece_hairworks) 2019年7月1日
これもオートメーションかけられるかなーと思ったんですが、これは記録できませんでした。方法があるのかもしれませんがちょっとわかりませんでした…。
▼Maschine MK3だとノブなので難しいですが、Maschine JAMだとタッチストリップなので指を使って同時にエフェクトをかけることができます。
なんだかんだサブ機としてMaschine JAMは手放せませんね…。
Maschineの曲構成に一役買ってくれるプラグインエフェクト
Maschineの内蔵エフェクトでもいいのですが、まとめて操作できる点や、ユニークなエフェクトが特徴ですね。難しい設定要らずで直感的に使えるのも初心者にとっては嬉しいポイント。
まだまだ使いこなせてないですが、Maschineだけで曲作りをしたい僕としてはかなり強い味方になると思います。
▼特にMaschineは曲の構成(パターンやシーンなど)がややこしいので、展開をこのエフェクトでつけられるのは大きいメリット。DJっぽくていい。
Turnado使えば細かく展開つけてトラック組まなくてもライブ的にいじるだけでもかなり曲として出来上がる。その都度オートメーション書くだけだからこっちで展開つけるほうがMaschineだと楽かも! pic.twitter.com/t8pIpS67wb
— シゲ@Maschine (@piece_hairworks) 2019年7月1日
値段は決して安くはないですが、僕はこの手のエフェクトに弱いので買っちゃいますね…。
Tunado(マルチエフェクターのプラグインfx)はヤミツキになる楽しさ。
リアルタイムにフィルターとかグリッチで攻めまくりたい人にオススメ。
セール時には$100近くまでは値段が下がる(はず) https://t.co/KuZfzUY5J0— Keyta (@Keyta_ats2) 2019年6月30日
ブラックフライデーセールとかあるみたいなので、プラグインブティックとかで安くなってたら狙い目ですね!(待てないので楽天ポイントで買います…)